ダウンサスを交換するときに気になるのが、乗り心地の悪化です。
家族も乗せる車でガタガタ・ゴンゴンと突き上げがあったり、
ピョコピョコ跳ねたりしようものなら、もうブーイングの嵐です、、、
最近は各メーカーから乗り心地を重視した、コンフォートタイプのダウンサスも
発売されていますが、車高を下げるということはやはり自動車メーカーの
エンジニアさんがセッティングしたサスペンションセッティングのバランスを
崩すことに変わりはありません。
そもそもダウンサスに交換すると、足回りにどんな変化が起きているのでしょうか?
ここではダンパー(ショックアブソーバー)の変化に注目したいと思います。
ダウンサスを装着すると、、、
車高が下がる→ダンパーが縮む→ダンパーのストロークが不足する。
という現象が起こります。
ストロークが不足(正確には縮み側ストロークの不足)することによって
段差を乗り越えた時など、ダンパーの中のピストンとシリンダの底がぶつかって
”ガツン!”という不快な衝撃が発生するわけです。
これをダンパーの”底付き”と呼びます。
実際にはバンプラバー(ウレタンのクッション)がダンパーには取り付けられているので
完全に底付きすることはほとんどないのですが、ストロークが不足するので、乗り心地がよくなることはないと考えた方がよいでしょう。
ではストローク不足を解消するにはどうすればよいのでしょうか?
そうです、ダンパーを変えてしまえばいいんです!
でも純正と同じ寸法のダンパーでは全く意味なし。
”ショートストロークタイプ”のダンパーに交換してみましょう!
ショートストロークのダンパーなら、車高を下げてもピストンがシリンダー内で適正な位置にくるので縮み側ストロークに余裕ができます。
これで不快な突き上げも解消!家族もよろこぶこと間違いなしです